ガンダムファンのみならず敵の視線も惹きつけ、当時に多くのプラモデラーを悩ませる金色のビルスーツ。

兵器としてはまーるで意味なさそうな趣味の世界な気がしますが、なんだかんだカッコいいですよね。

今回はガンダムに登場する金色のモビルスーツをまとめました!

百式 MSN-00100 / MSN-100

百式こそ、ノースリーブグラサンロリコンが登場したた元祖きんいろモザイク。

じゃなくて金色モビルスーツ。機動戦士Zガンダムで登場。まさかの金色モビルスーツの姿に多くのガンダムファンの度肝を抜かれました。

Zガンダム作中で百式を見た敵に「金色のモビルスーツとかよほど自信があるのかバカかどっちだ?!」的な反応をされています(うろ憶え)。

こんな目立つ機体に乗りたがるなんて一体クワトロ・バジーナ大尉は何者なんだ……!

無駄に目立つカラーリングなわけではなく、ビームコーティング効果を持つ特殊な塗装を施したため金色になってしまっています。とはいえオマケ程度の効果なので直撃はNG。

当たらなければどうということはないけど意味あんのかそれ。一番守らなきゃいけないコックピット部分は紺色ってホンット意味あんのかそれ。

なお、後述する金色のモビルスーツ フェネクスも百式と同じ金色のエマルジョン塗装を施されています。

が、作品中で「周囲の景色を反射するため特に宇宙では視認しにくい」などと評されており、一体目立つのか目立たないのかイマイチわからん。

グラサン専用機

目の部分がツインアイではないためガンダムっぽくないですが、百式はもともと「デルタガンダム」として開発が進んだ機体であり、実質ガンダム。

ちなみに目の部分はツインアイの上に黒い偏向バイザーをつけた形式。どんだけグラサン好きなんだクワトロ大尉。

ゴールドスモー MRC-F20

スモーはなにかと機体デザインのクセの強い∀ガンダムに登場したモビルスーツ。

なかでも金色のゴールドスモーはハリー・オード大尉の専用機。親衛隊隊長で大尉って微妙に階級低い気がするのは私だけ?

金色のスモーは月の女王ディアナの親衛隊隊長にしてディアナさま命、ファンクラブ会長なハリー機のみで、通常カラーはシルバーです。金色モビルスーツ乗ったり阪神タイガースみたいな服着たり赤いグラサンしたりいろいろやべーやつ。

ゴールドスモーの方がシルバーカラーの通常スモーより少し高性能らしい。

ちなみに某ゲームで、ハリー大尉がグラサンは女性をみてもバレないよう目線を隠すためと判明。ディアナさま命とは。

ターンエーガンダムと同じく、スモーのデザインはシド・ミード。

名前の通り、力士がモチーフ。力士としてみると意外と引き締まってますよね。ソップ型ってやつ?

もともとはターンエーガンダム用に起こされたデザインがさすがに斬新すぎて却下されるも、モビルスーツとして新鮮な良デザインだったためディアナカウンターの親衛隊機となりました。

アカツキ ORB-01

SEEDディスティニーで登場し、オーブの代表カガリ・ユラ・アスハや不可能を可能にする男ムゥ・ラ・フラガが搭乗した金色のモビルスーツです。

アカツキの金色の正体はビームを跳ね返す特殊装甲ヤタノカガミ

しかもただ反射するだけでなく、四方からのビーム攻撃を跳ね返して相手に当てるなんてワケわからん芸当までしてのけています。

ミネルバのタンホイザーを受けても無傷。しかもアカツキに搭載されたドラグーンは戦艦サイズのビームバリアも張れちゃう。まさに鉄壁、これもう全MSにつけたほうがいいのでは?

一応、ヤタノカガミの装甲だけでM1アストレイ20機以上分とコストが高価すぎるのが難点で制式採用されなかったとのことですが……

あとは戦艦のブリッジとかインフィニットジャスティスぐらいにはつけても良かったのでは。キラは被弾しないからいらない。

なお、ヤタノカガミはビームサーベルや実弾は防げない弱点があります。

が、アカツキが登場したSEED DestinyのC.E0073頃はどこの陣営もビーム主体。実態としては無敵に近い状況でした。

ガンダムアストレイゴールドフレーム MBF-P01

オーブが連合と共同開発していたガンダムの技術を無断で盗用し建造した機体、プロトアストレイの一号機です。その名の通り、のちにオーブの主力機として制式採用されたM1アストレイの原型機。

金色なのは機体の一部、フレーム部分のみでいうほど金色でもなかったり。

初登場時も完成状態とはいえず、以後改修を繰り返したためいろんなバージョンがあります。MSVらしい。どれもデザインがコードギアスっぽい印象。

グフ・イグナイテッド(ルドルフ機) ZGMF-2000

SEEDの外伝、アストレイシリーズで登場した金色のグフ・イグナイテッド。

アカツキのようなリフレクト機能どころか、百式レベルの気やすめビームコーティングすらないマジでただの金色。マジで意味のない金色。マジでただの趣味。

派手なパイロットスーツ含め、ルドルフが自費で改造しまくっていますが、スペック自体は量産機と変化ないとか。

本家(?)のオレンジ色も大概派手だと思うけど。

パイロットのルドルフ自身特別コーディネーターとはいえ特別優秀な腕前ではなく結構負けたり被弾していますが、金色が風水的によかったのか大破はせず。

しかし破損した箇所金色ではない純正パーツへの差し替えが発生し、あちこち金色ではなくなってしまった残念な機体です。

アルヴァアロン / アルヴァトーレ GNMS-XCVII

ガンダム00一期のラスボスとして登場した金色の機体。

裏切り者アレハンドロ・コーナーが乗り込み、ソレスタル・ビーイングのガンダムマイスターらを苦戦させました。

当初モビルアーマー形態でのアルヴァトーレで登場し、その後なかからモビルスーツ形態のアルヴァアロンが登場。

アルヴァトーレはあくまでもガンダム試作3号機におけるオーキス、デンドロビウム的な強化用武装であり、アルヴァアロンが本体。

機体性能は非常に高く、擬似太陽炉でありながら強力なGNフィールドを展開でき、さらにゲロビームも吐けちゃう火力持ち。

最終的には「対ガンダム」のコンセプトを持つガンダムエクシアのGNソードによってGNフィールドを破られ撃墜されますが、国連軍のGN-Xによる攻撃も含めソレスタルビーイングに壊滅的な被害を与えました。

グリーンのバイザーを持つその見た目のため、登場した当初からガンダムファンから「金ジム」呼ばわり。

その後、公式からでたドラマCDでも「金ジム」とされ、ついに公式名称とされてしまった逸話もあります。

フェネクス RX-0

機動戦士ガンダムNTにて登場したユニコーンガンダム三号機。不死鳥モチーフで愛称がジェネクスです。不死鳥だけど赤要素は一切なく、全身金色です。

ユニコーンガンダム初号機が起こしたサイコ事象により初号機も二号機バンシィも封印されたことで、運用試験中暴走して行方不明になっていたフェネクスが各陣営から狙われることに。エヴァンゲリオンかな?

実のところ背中のバインダーが特徴的なガンダム。バインダーが特徴的ってやっぱり百式意識なのだろうか。

言うなれば「真のニュータイプ」が乗った唯一の機体とも言えます。詳細はNTを観てね!

真面目な話、NTこそ「ニュータイプとはなにか」「アクシズを押し出したりUCで敵を退かせたサイコな力はなんだたのか」など、ニュータイプの正体がわかる作品。

宇宙世紀もの好きなら絶対に避けられない必修作品です。

私個人的にはちょっと人物の作画が「細い」のが好みじゃないですが。ミネバ様はだな!

まとめ:ガンダムシリーズに登場する金色のモビルスーツあとめ

Gガンダムのシャッフル同盟も一応装甲の性質で金色になるけど省きました。あいつらはキリがない。あとリライジングガンダムも。

他にも鉄血のオルフェンズの失われたガンダムフレームを掘り下げたら金色の機体の一機や二機ぐらい出てきそう。あの世界のガンダムはもとから強烈にビームを弾く装甲なので、金色ビームコーティングなんか不要なはずだけど。

ある程度網羅したつもりですが、もし他にあれば情報お寄せください!